Anacondaで作成した仮想環境をJupyterLabで使う場合は、事前にその仮想環境のカーネルをJupyterに追加する必要があります。今回はその手順をまとめました。
仮想環境の作成方法は本記事でも簡単に触れていますが、詳しくは別途下記リンクの記事にまとめています。
以下の環境を前提とします。
- windows 10 (64bit)
- anaconda 4.8.2をインストール済み
仮想環境を作成する
以下のコマンドでtemp_venvという仮想環境を作成します。動作確認のためversion3.8のpythonとJupyterlabを一緒にインストールします。
conda create -n temp_venv python=3.8 jupyterlab
仮想環境が作成出来たら、以下のコマンドでbaseの環境から作成した仮想環境に移動します。
conda activate temp_venv
仮想環境のカーネルをJupyterに追加する
仮想環境に移動したら、ipykernelをインストールします。
pip install ipykernel
次に、仮想環境のカーネルをJupyterに追加します。
python -m ipykernel install --user --name=temp_venv
追加されているか確認
以下のコマンドでAvailable kernelsにtemp_venvが出てきたら成功です。
jupyter kernelspec list
Jupyter Labを立ち上げて確認します。
temp_venvを選択できるようになりました。またpythonのversionも仮想環境にインストールした3.8になっていることが分かります(base環境は3.6が入っています)。
尚、追加したカーネルが不要になった場合は以下のように削除することができます。
jupyter kernelspec uninstall temp_venv
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